マネジメント(自分を支える学び・その7)
私には、自分を支える”学び”が7つあると書きました。
そのうちの最後の一つ、大変重要な学びが”マネジメント”です。
マネジメントが何たるものか!?
・・・なんて、とても語れる知識と経験を持ち合わせておりませんが、最近一番分かりやすく納得したのが、オーディブル(Audible)で聞いた『60分でわかるドラッカー』(上田惇生さんの生音声)です。
それはさておき、私自身の”マネジメント”の勉強のことについて書きたいと思います。
私が”マネジメント”という事を初めて体系的に学んだのは2001年の経営塾でのことでした。ポートエム社の国永先生は現在はダイヤモンド社のドラッカー講座も受け持つドラッカーマネジメントの第一人者で、日本人として唯一、故ドラッカー氏から直接学びを受けた方です。
そんな国永先生から教わったドラッカー・マネジメントが、今の私の、そしてオオスミの骨格となっています。仮に、違う会社や組織を運営しようが、ちょっとしたプロジェクトを任された場合など、全てのことに、このマネジメントの体系的手法を使うようにしています。
簡単に順番に綴ってみます。
1.我々の『使命』は何か?を考える。これが無いと、やらされ感だらけの仕事になってしまう。
そして次の二つのことを問う。
a)顧客は誰か?
b)顧客は何を価値あるものと考えるか?
2.事業の目的は『顧客の創造』であることから、
a)マーケティングを行う。顧客が買いたい物は何か?を考える。マーケティングの究極の狙いは、販売を不要にすることである。
b)イノベーションを行う。マーケティングは現在の取り組み。未来に渡って考えるものがイノベーションである。
イノベーションを行う上で持つべき視点
①予期せざるもの
②ギャップを探す
③ニーズを見つける
④産業構造内の変化を見つける
⑤人口構造の変化に着目する
⑥認識の変化を捉える
⑦新しい知識を利用する
3.8つの目標を立てる前に次の2つのことを考える。
a)どこに集中しなければならないか?
b)市場における地位(シェア)はどう設定するか?
4.8つの項目についてそれぞれの目標を立てる。
①マーケティングの目標
②イノベーションの目標
③経営資源(ヒト)についての目標
④経営資源(モノ)についての目標
⑤経営資源(カネ)についての目標
⑥生産性の目標
⑦利益の目標
⑧社会的責任についての目標
上記に対しては次の3つのバランスを考える
ア)達成可能な収益力とのバランス
イ)近い将来からと、長い将来からの要求との間でのバランス
ウ)それぞれの目標相互間でのバランス
これら体系的な”問い”を軸に、経営を考えて行くことで、ぶれない経営につながると私は信じています。
『事業の目的は顧客の創造である』
この言葉が好きです。
ピーター・ドラッカー氏の本で勉強し続けていますが、
師と言う意味では、私は国永秀男先生に教わった”学び”が、今の私を作っています。
このシリーズ、これで終了させて頂きます。
お付き合い頂きました皆さま、ありがとうございました。
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